本読み会って?


そもそも、自分主催で本読み会を始めることになろうとは思ってもいなかったのです。


ところが、2年前、ある本読み会に誘われたのがきっかけとなりました。当時読んでみたいと思いつつも一人では最後まで読めるかどうかわからない、ちょっと難しい本がありまして、まさにその本読み会へのお誘いだったので、これはタイミングだなと参加させてもらったのです。


本読み会そのものが初体験だったので、どんなふうに進めていくのかよくわからないままの参加でしたが、難しいことは何もなくて。参加者の誰かが音読をして、その読んだ箇所についての感想や気づき、もしくはよくわからなかったところなどを自由にしゃべるんです。


すると、同席している人たちの間で共感が生まれたり、また別の視点からの感想を言い合ったり。自分一人で読んでる時には気にも留めなかったところが、実は自分自身を知るためのエッセンスとなる箇所だったりと、新たな気づきと言うか多角的な見方が自然にできて視野が広がるということを経験しました。


みんなで読み合わせをするので必ず最後まで読み切ることもできるし、同じ本を同じ場所で同じ時に共有しているという仲間意識も芽生えたりして、楽しかったんですよね。


今思えば、本当に素敵な経験だったなあと。

本は大好きなんだけど、なぜか読書は得意ではなく。

こんな私でも、こんなに楽しく読める方法があったのかと、新しい発見だったのです。


そんな経験をして1年ほど経ったときのこと、私の周りに小さなコミュニティができたんです。そして、その仲間と初めてのリトリートを開催したい!と思い立ったのです。


リトリートを開催することが決まり、その詳細を考える過程で私が一番大切にしたのは、参加者の皆さんに、リトリートで十分に豊かさ(アバンダンス)を感じてもらうことでした。


行き先は熊本県の天草と言うことで、知人からの情報に加え、私自身が行ってみたいと心から惹かれるところを探し当てたくて、図書館で写真集を借りてきたりもしました。そうやって楽しいことを、みんなが喜びそうなことを、あれこれイメージしながら準備に取り組んでいるときに、ふと思ったんです。


豊かさとは、私たちの意識次第でいくらでも見つけられるし、感じることもできる

その意識の持ち方のコツみたいなことを、事前にみんなの心に留めておいたら、より素敵なリトリートになるのではないかと。


そういう考えから、本読み会をしよう!と決意したのです。


この続きは、また次回に・・・


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