『無条件の愛』を読み終えて
対話会で一年ほどかけて読んできた、ポール・フェリーニ著『無条件の愛』
タイトルだけを見ると、
「無条件に人を愛すること」について書かれた本のように感じるかもしれません。
でも、みんなで少しずつ読み進めていく中で感じたのは、
誰かを愛することの前に、
まず自分の中にあるものを、そのまま見つめていくこと。
怖れも、痛みも、ジャッジしてしまう自分も、
無理になくそうとするのではなく、そこにあることに気づいていく。
初めてこの本を手に取ったとき、
数ページ読んでみて、
「うんうん」と思いながら読めるところもあれば、
「ん? どういうことだろう?」
と、何度読んでも頭ではつかめないところもありました。
この本の想いを受け取りたい。
では、どうやって進めていくのがいいのかな?と自問しているうちに、
文字を目で追って理解しようとするのをいったんやめて、
一人が本を読み、ほかの人は目を閉じて聴く。
そんなやり方が閃きました。
もちろん、参加者のみなさんにとっても初めてのこと。
実際にやってみると、
私も含め、聴いている内容がどんどん通り過ぎていって、
「今ここ」しか入ってこない。
そして、だんだん意識がふわっと遠のいて、トランス状態のようになっていきました。
すると不思議なことに、
意味を理解しようとしていたときとは違う何かが、
それぞれの中に届くようになりました。
そして何より、
ものすごく心地よいエネルギーに包まれるのです。
同じ文章を聴いているのに、
感じることも、心に残るところも、一人ひとり違う。
そして、その違いをみんなで話す時間が、とても豊かなものになっていきました。
振り返ってみると、
『無条件の愛』は、本の内容だけでなく、
「本は、頭で理解するだけじゃなく、感じながら読むこともできるんだ」
ということまで教えてくれた一冊だったように思います。
一年間、みんなでゆっくり味わった『無条件の愛』
この本から受け取ったものを携えて、次は『よろこびの書』へと進みます📖🌿
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